文部科学省次世代IT基盤構築のための研究開発、高機能高可用性情報ストレージ基盤技術の開発
プロジェクト概要
東日本大震災では多数の情報サーバが流失して住基情報や医療情報が喪失し既存ストレージシステムの災害に対する脆弱性が明らかとなりました。これは従来の可用化は拠点内の多重化(例えばRAID技術)によることが多く、津波や火災等による拠点自体の損壊あるいは長期間の電源喪失を想定していなかったためです。耐災害性を改善するためには、情報を複数の拠点に地理的に分散保存するシステム構成を有し、残存情報の再構成によって迅速にシステムを復旧できることが必要です。
● 高可用性耐災害性の高いストレージ基盤技術の確立します。
● 輻輳回避と緊急バックアップのためにデータ転送時間を短縮します。
● 平時にはビッグデータ等大容量情報対応の高速転送化を図ります。
● 投薬情報(電子お薬手帳)を例にした実用性の高い実証試験の実施します。